6月の月例会と次回の月例会

 去る6月22日(土)に本年度2回目の月例会を開催いたしました。
 ホームページに案内を掲げたつもりでしたが、更新できていなかったようで、案内が届いていなかった方々には失礼いたしました。

 6月の月例会では東京都立飛鳥高等学校の山際咲清香先生に「五十歩百歩」の実践(高1「言語文化」)について報告していただきました。質疑応答では、生徒の読みを踏まえて、孟子の喩えの巧みさや論理の展開について確認するところから始まり、グループワークや個人の読みを交流させるための方策について、さらには学習前後の生徒の認識の変容をどう読みとるかなどと話が展開しましたが、最後には『孟子』の本文を改めて読み直すというところに帰着するという漢文研らしい終幕となりました。参会者の先生がたには、今回も活発な意見交換で議論を盛り上げていただき、ありがとうございました。

 次回は少し間が空いてしまうのですが、9月14日(土)、21日(土)、28日(土)のいずれかの日程で、発表(報告)者の都合が良い日に開催いたします。発表/報告を希望される方は、8月中旬頃にはご連絡ください。希望がない場合はこちらで教材研究をいたしますが、日々の実践から教材研究、そして明日の実践へのサイクルが、参加の先生がたの次への活力になるのではないかと思いますので、巧拙に関わらず、日々の実践のご報告をお待ちしております。もちろん実践の報告に即した教材研究は随時応じますので、実践をした/するに伴って、こういうことが知りたいということがあれば、ご相談ください。
 なお、発表の希望又は相談は広島漢文教育研究会kanbun-kyouiku*ml.hiroshima-u.ac.jp(*を半角@に変更)にお願いいたします。